買うべきか、買わざるべきか、それが問題だ。(EF58室内表現シールの場合)

はじめに

 最近の電気機関車の側面採光窓は横長ものがほとんとですが、EF60形までの機関車とEF64-1000は大きな正方形の窓となっており、車内の様子が外から見えてしまいます。

 Nゲージ初期の製品ではこの部分から動力装置ダイキャストの銀色が丸見えのものがほとんどでした。それが気になる場合はダイキャスト側面を「艶消しブラック」や「よもぎ色」で塗装したり、紙を貼ったりして凌いでいました。

 今回は、鉄道模型の宝石化に必須のアイテムである「グレードアップシール KATO EF58 SG用機械室・運転台背面 表現シール:エヌ小屋(イメージングラボ浜松)」の効果を再検証し、「果たして買うべきか買わざるべきか」の考察とヒントとしてまとめました。

結果

模型的なデフォルメとしての精密感が大幅に向上する 」という効果を期待するならば「グレードアップシール KATO EF58 SG用機械室・運転台背面 表現シール:エヌ小屋(イメージングラボ浜松)」は、お勧めの一品です 。

KATO製品での表現

サンプルはKATO 3055-1 EF58 小窓 茶

 最近のロットの製品は、上の画像のように動力ユニットの外から見える側面に「よもぎ色」または「内装用グリーン」を思わせるプラパーツが取り付けられ、まさにその昔、手作業で苦心した姿が当初から再現されています。

「よもぎ色」を見に行く 「内装用グリーン」を見に行く

EF58 SG用機械室・運転台背面 表現シール

それが「グレードアップシール KATO EF58 SG用機械室・運転台背面 表現シール:エヌ小屋(イメージングラボ浜松)」を使用することで、次のようになります。

グレードアップシール KATO EF58 SG用機械室・運転台背面 表現シール 」の使用例
車体を取り外して撮影

黒色ベースのシールと薄緑色の印刷面(ビニール系素材?)の2層構造になっており、線の部分には、あらかじめカッティングが施されていますので、画像のように印刷面の一部を剥がしてベース面の黒色部分を露出させることができます。

「グレードアップシール KATO EF58 SG用機械室・運転台背面 表現シール」の販売状況を見に行く

実際の車内色は?

  「艶消しブラック」も「よもぎ色」も漠然とした「車内」のイメージでしかありません。それならば、実際の車両ではどうだったのでしょうか?

画像提供:フリー素材の「写真AC」

この画像では、あえて言葉で表現すると「薄暗い部屋」といったイメージです。

「鉄道ファン」1975年10月号より引用

外光の差し込み具合にもよりますが、薄暗い部屋の中に何かがあるらしい、という印象です。また空間の存在が大きなウェイトを占めているようです。

まとめ

  • EF58の側窓の内部を完全に再現しようとするならば、空間表現が不可欠(しかし車内を埋め尽くすダイキャストの存在により不可能)
  • 塗装表現をするならば、緑系よりも黒のほうが無難
  • 「グレードアップシール KATO EF58 SG用機械室・運転台背面 表現シール:エヌ小屋(イメージングラボ浜松)」を使うことによって実物通りになることはないが、模型的なデフォルメとしての精密感は大幅に向上する
前回記事で使用したサイド・ビュー

と、いうことで「模型的なデフォルメとしての精密感が大幅に向上する 」という効果を期待するならば「グレードアップシール KATO EF58 SG用機械室・運転台背面 表現シール:エヌ小屋(イメージングラボ浜松)」は、お勧めの一品ですね。

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模型通販サイト「ホビーサーチ」とは

 1999.co.jpのURLのとおり、私が知る限り最古の模型専門サイトです。

 その特徴は、品揃えもさることながら、検索後の各商品ページに詳細な写真が網羅されていることです(試作品もない場合は実車写真とメーカー提供の画像のみ)。その特徴が最も分かりやすいのがプラモデルのページで、パッケージ内に入っているすべての部品・ランナーや組立て説明書のほぼ全ページが画像として掲載されていることです。

 Nゲージの商品ページでは、セット内に含まれる全車両が線路に乗せられた状態で独自に撮影されており、通販サイトとしては事前検討が十分できることです(試作品以上のものが存在する場合のみ。この場合も発売日当日中には詳細な独自撮影写真に差し替えられます。)。

 送料は998円(ヤマト運輸)または550円(佐川急便)、部品など一部の小型商品ではより安価なゆうパケットが利用できる場合もあります。1回の発送が18,000円以上の注文では送料が無料となります。


 重要な注意点は「支払方法によって価格が変わること」です。前払い現金系(ペイジーや代引、コンビニ払い等)では家電量販店よりも安く設定されていることが多く、後払い系(クレジットカード等)ではあまりお買い得感は感じられない価格設定となっています。私はこれらを駆使して製品の価格帯等で家電量販店とうまく使い分けをしています。


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