鉄道模型のスキルを高めていくと、それを様々な分野へ応用することができます。
Many technics and skills on model railroads are applicable in any other scenes. This is the Tokyo Metropolitan Police’s Patrol Motor Bike, which is called SHIRO-BAI.
今回の展示品は、フジミ模型のホンダVFR800P「警視庁白バイ」です。
運転中にはあまり遭遇したくはないものですが、今回はウチのヨメからの注文で製作したものです。ヨメは「警察24時」みたいなテレビ番組が好きで、何でも白バイが獲物を待ち伏せて物蔭に隠れている姿に興奮するのだとか。
バイクのプラモデルは遠い昔に一度作ったような気はするのですが、まともに作り上げたのは今回が初めてのことです。おかげでバイクの構造にすこしばかり詳しくなることができました。バイクの構造は「フレーすべてなのですね。そこにエンジンやカウリングを取り付けていくという流れ。
そこで苦労したポイントといえば、メインカウリングの取り付けです。カウリングは左右分割パーツを中央で合わせ接着するわけですが、合わせ目は当然ペーパーがけ等で処理をする必要があります。ホワイトは塗料としてはとても繊細な扱いが必要な色で、先にカウリングを白塗装してからペーパー処理した合わせ目部分を追加塗装するようなことをすれば白の発色具合が見事にマッチするというようなことはありません。
そのため、ホワイトは一発塗装が原則となりますが、そうなると、塗装済みのフレームにカウリングを取り付け、その後にカウリングのペーパーがけ、ホワイト塗装という順序を踏まざるを得なくなります。こうなると薄手のビニール袋を用意してマスキングというよりフレーム部を「養生」しながらカウリングを接着→ペーパーがけ→ホワイト塗装という流れを取りましたが、なんとか目論見通りの仕上がりになりました。
また、自動車モデルに慣れている人であれば手慣れたものなのでしょうが「クリアオレンジ」塗料の弱さには辟易しました。1回のブラシがけではほとんど色は乗らず、薄く吹き付け→乾燥を20回ほど繰り返してようやくウインカーらしいクリアオレンジの発色となりました。
意地でも完成させるぞ、との覚悟でようやく完成までこぎつけましたが、バイクはもうこりごり。せめてヨメが喜んでくれたのが救いとなりました。