今回の展示品は小田急(旧)4000形4554号です。

今回の展示品は、トミーテック「鉄道コレクション」シリーズ「小田急電鉄4000形(初代)冷房改造車6両セット」より、小田原方先頭車の4554号です。

This is the car No.OER4554 of the OER4000 series, were operated between Shinjuku (Tokyo) and Hakone (One of famous resorts around Tokyo) as well as Enoshima (Shonan), by Odakyu Electric Railway Co., Ltd. They were assigned for every type of services except Limited Express service. They had retired in 2005 due to its out-of-date performances. The most remarkable feature is having outer-side disk-brakes in its driven bogies (see following posts).

小田原方より撮影

かつてのいわゆる「小田急顔」の標準的なデザインの車両です。大学生時代には小田急線沿線に住んでいたため、2600系、5000系と並んで私には「これぞ小田急」という存在の車両です。

サイド・ビュー

サイド・ビューです。クーラー間の屋根突起は、ここに扇風機が設置されていることを暗示しています。

以前はGM社製キットで自作するか、例のメーカーの製品を購入するほかなかったので、鉄道コレクションシリーズとはいえ、ようやくまともな製品にめぐり逢えた感があります。

サイド・ビュー(逆側)

バランスが微妙なアイボリーの色調や、ブルーの帯も良い感じです。

旧国鉄車が黒色Hゴム(※1)を使用するようになったのはJRになってからですが、本系列では当初からHゴムは黒色で、その存在も車体に自然に溶け込んでいます。

(※1)Hゴム:窓ガラスを固定するためのパッキンの一種。

連結面

連結面側です。窓・ドアの基本的な配置は旧国鉄の通勤用電車と同じですが、張り上げ屋根(※2)が小田急らしさを醸し出しています。

(※2)張り上げ屋根:通常は雨どいが側面と屋根の境目に設置されているのに対して、張り上げ屋根では側面が屋根に周り込むように延長され、雨どいが屋根側に設置されている構造。「おでこが広い」印象を受けるのが特徴。

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