今回の展示品は「サロンエクスプレス東京 オロ14-701」です。

東京側より撮影

今回の展示品は、KATO 10-155「サロンエクスプレス東京」(7両セット)より、2号車となるオロ14-701です。

「サロンエクスプレス東京」 は、それまでの「お座敷列車」同様全車グリーン車扱いのため、形式も「オハ」ではなく「オロ」となります。

バブル景気とともに、老朽化した 「お座敷列車」 の代わりに全国の鉄道管理局で改造されたこれらの列車は「ジョイフルトレイン」と呼ばれるようになりました。

個室側サイド・ビュー

これらの列車は、団体貸切列車のほか各鉄道管理局の営業部門や旅行会社で企画する「サロンエクスプレス東京で行く~の旅」といったような旅行プランに使用する臨時列車として使用されていました。

また、 サロンエクスプレス東京の場合は「 サロンエクスプレス踊り子 」や「 サロンエクスプレスそよかぜ」などの臨時特急列車にも使用されていました。

熱海側より撮影

14系客車の「オハ14」であった名残は車端部に見ることができます。車端部のドアがあった部分の車体裾に「ステップ」の跡(出っ張り)が残されています。

KATOのセットには号車札ステッカーは付属していません。仮に付属していたとしても薄いため車体色が透け、さらに問題なのは貼付け後も粘着部のネバネバ感が消えず、 高温高湿の時期には貼付位置がずれていってしまうことです。

通路側サイド・ビュー

そこで当方では美軌模型店さんの号車札シールを採用しています。美軌模型店のサイトを見に行く(2022.1.13現在店主急病のため一時閉鎖中)。ある程度薄目ですので扱いが楽です。

対して「(南極生息の鳥類)モデル」さんのものは、やや肉厚のため方向幕やヘッドマークには良いですが、号車札としてはやはりちょっとした摩擦でずれ易いのが難点です。

もっとも最近では「インレタ」という手段もありますので一旦慣れてしまえば手放せなくなるかもしれませんね。

乗降口付近を拡大

方向幕はペンギンモデルさんのものを利用しています。 ペンギンモデル のサイトを見に行く。商品名は「ジョイフルトレイン御三家」です。

トイレ下にはASSYパーツの「車端部床下機器(SER用)」を後付けしています。「スーパーエクスプレスレインボー」のセミリニューアルに合わせて発売されたものですが、カプラーの車体マウント化が進む現状にあって果たして今後の再販はあるのでしょうか。下のリンク先では稀に市場を巡り巡った末と思われる新品が予告なく再入荷することがあるので、もし在庫があれば幸運です(入荷お知らせ機能もあります)。

また、車輪も全車黒色車輪に交換してありますので、この「サロンエクスプレス東京」には何かにつけ手間暇をかけていることになります。

さて、いかがだったでしょうか。次回も撮影が終わり次第「サロンエクスプレス東京」が続きます。

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