今回の展示品は、KATO 10-155「サロンエクスプレス東京」(7両セット)より、6号車となるオロ14-705です。
「サロンエクスプレス東京」は以前の展示品オロ14-701から引き続いて同様の車両(外観的にはシート色のみ相違)が続き、6号車に本車が連結されます。
この車両の特徴は、車内の作り付けが左右逆だというものです。
というのも、この車両の次位には「サロンカー」が控えているため、便・洗面所をそちら側に向ける必要があったためです(出典:鉄道ファン1983年11月号)。
ラウンジではアルコール類も提供されていたようですから、トイレまでまるまる1両分(約21m)歩かなければならないのは酷なものです。
また、いくら個室とはいえ、通路を歩く人が頻繁だと騒がしくなることが予想されたのでしょう。
画像右側床下に見えるのは、トイレ用タンクです。
そういえば昔の車両はトイレタンクを装備していなくて「何」を線路に直接流していたのを知っていますか?
そのような車両のトイレの壁には「停車中は使用禁止」というプレートが貼られていました。駅構内に「何」が落っこちているというのもアレですからね。
前回同様、車輪も全車黒色車輪に交換してありますので、この「サロンエクスプレス東京」には何かにつけ手間暇をかけていることになります。
さて、いかがだったでしょうか。次回は「サロンエクスプレス東京」も最終回、ラウンジカーとなります。